東京・銀座にある中央区立泰明小学校が制服に当たる標準服にイタリアの高級ブランド「アルマーニ」を採用し、高額すぎるとの批判が相次いだ問題で、同小は6日、対象となった新1年生の入学式を行った。周辺は“厳戒態勢”。PTAが50~60人、登下校する子どもたちを取り囲むように立ち並び、警視庁築地署も約20人を学校周辺に配置。区役所員も十数人駆り出された。学校前の道路は、警視庁に道路使用許可が出され、車線規制を行った。
あるPTAの男性は「子どもたちや保護者はこの制服を着ることを納得して入学している。そっと見守ってほしい」と語った。これまでには登下校する児童が「これがアルマーニの制服か」とからかわれた事例があったという。他のPTAの男性は「中央区には4万円ぐらいする制服を使っている小学校もある」と話した。ある保護者によると当初、和田利次校長がアルマーニ導入を決めた際「ちょっとやり過ぎでは」と注意したという。しかし、制服の耐久性や洗濯機で洗えることなど、同社が研究を重ねた詳しい経緯などを聞き、了承に至ったという。
和田校長は「入学式を迎えられてほっとしている。子どもたちが心穏やかに通学できるよう、温かく見守っていただくことを願う」とコメント。同小によると、出席した55人全員がアルマーニの標準服を着用し、1人が欠席した。この問題は2月に国会で取り上げられ、中央区教育委員会などには「買えない子はどうするのか」などと苦情が800件超も寄せられ、反響が広がった。【三須一紀】

