囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(11)が26日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第46期碁聖戦予選Cで村本渉二段(23)に敗れた。本局が19年度の公式戦のラスト対局。4月から小学6年になる仲邑は、小学5年ラスト対局を白星で飾れなかった。

仲邑は中盤で盛り返したが、最後は届かなかった。終局後、目にいっぱい涙をため、質問には無言だった。231手までで黒番4目半勝ちした村本は「序盤でよくなったかな。その後、中央でうまくとられて、難しくなったが、残ったのでよかった」と振り返った。