4日夜、政府の新型コロナウイルス専門家会議のメンバーが記者会見に出席した。

尾身茂副座長は、緊急事態宣言延長に伴い、行動変容に関する具体的な提言において「長丁場に備え新しい生活様式に移行する事」を挙げた。その上で「身体的距離を取ること」「手を洗うこと」「発症する2日前、発症してからすぐがウイルスの排出量が多いことが分かった。感染していても症状が軽い人が他の人に移すことがあるので、マスクをして欲しい」と3原則を述べ、改めてマスクの有効性を説明した。スポーツ施設や公園などの利用の際にも「3つの原則を工夫して欲しい」と訴えた。

PCR等検査の対応に関する評価には「多くの人が関心があると思う」。日本の10万人あたりのPCR検査数は「他国と比較して明らかに少ない。これは間違いない」と話した。

一方で、「(PCR検査が)徐々に拡大し、少しずつ他の国に比べても低いが、少しずつ検体が増えてきた」と述べ、陽性率について「検査陽性率(日本のPCR陽性率5・6)はイタリア、シンガポール、アメリカよりもかなり低いところにきている」と分析。死亡者数については「なるべく少なくする事が重要な目的の1つとしてやってきた」と振り返った。そして、「人口10万人あたりの死者数は欧米の1/10以下」。「検査数が少ないが、肺炎を起こすような症例について積極的にCTスキャンを活用している」とし、「死者数はほぼ正確なデータ」だと説明した。その上で「これから長丁場を乗り越える上で、改善点は多くある」と指摘した。