東京都の小池百合子知事は27日、この日、開会した都議会定例会の本会議で所信表明演説に臨んだ。

来年に延期が決まった東京五輪・パラリンピックについて「今は、ウイルスという、見えざる敵との戦いに集中し、この事態を1日も早く収束させるべき時である」と言及した。

その上で、「世界が一丸となってこの難局を乗り越え、人類がその絆をさらに強めた象徴となる」と強調した。続けて「希望あふれる大会の実現を目指し、まずはこの感染症との戦いに、引き続き全力を尽くしていく」と話した。

16年都知事選で初当選した小池氏にとって、1期目の任期中では最後の都議会となる。