動画配信サービスのドワンゴが将棋8大タイトル戦の1つ、叡王戦の主催契約を解除することになった。ただし、今後も将棋の番組は手がけていくという。

共催する日本将棋連盟とドワンゴが20日、豊島将之叡王(30)の第5期就位式で明らかにした。第6期以降の主催については、29日に発表される。

叡王戦は、プロ棋士とコンピューターソフトが戦う電王戦への出場棋士を決める一般棋戦として2015年(平27)に発足。電王戦終了を受け、前々回の第3期から名前を替えてタイトル戦とし、順に高見泰地、永瀬拓矢、豊島とタイトル保持者が交代している。

今期は持将棋(じしょうぎ=引き分け)が2度も成立する異例の7番勝負となったが、9月21日に豊島叡王が初獲得。同月23日に日本将棋連盟・佐藤康光会長(51)が、就位式後に改めて来期トーナメントの発表の場を設けると、明らかにしていた。