自民党が「不戦敗」となった北海道2区補選は立憲民主党の前衆院議員の松木謙公氏(62=国民民主党、社民党推薦)が、保守系無所属の元地元民放アナウンサー鶴羽佳子氏(53)ら新人5人を破って、5回目の当選を確実にした。

大手鶏卵会社代表から賄賂を受け取ったとして、収賄罪で在宅起訴され、自民党を離党した吉川貴盛元農相の議員辞職に伴うもので、自民は「事態を重く受け止め、有権者の信頼回復に努めることを優先」などとして候補の擁立を回避した。

「政治とカネ」の問題が争点となった選挙戦は、自民不在で「与野党対決」の構図から、6候補乱立となった。自主投票となった公明党、自民票の行方も注目されたが、共産党が擁立を見送ったことで事実上、松木氏に一本化された。松木氏は自民撤退と野党共闘を追い風に序盤から優位に展開していた。