藤沢里菜女流名人(女流本因坊・女流立葵杯・扇興杯=23)への挑戦権を争う、囲碁の第33期女流名人戦挑戦者決定リーグ戦、鈴木歩七段(38)対仲邑菫二段(12)戦が17日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた。対局は、黒番(先手)で一昨年に女流棋聖を獲得した鈴木が4目半勝ち。連敗スタートだったが、ここで初勝利を挙げた。対する仲邑は初めて女流タイトル戦のリーグに入った初戦で大森らん初段(19)を下したが、早くも土がついて1勝1敗となった。

リーグは7人総当たり。仲邑、鈴木、大森のほか、仲邑が前期の予選決勝で敗れた上野愛咲美女流棋聖(20)、同じく昨年6月の女流立葵杯準決勝で敗れた牛栄子四段(22)、かつて女流のタイトルを独占したこともある謝依旻(しぇい・いみん)七段(32)、女流本因坊獲得経験者の向井千瑛六段(34)と実力者がひしめき合う。

女流棋界は現在、藤沢がトップを走り、上野が続く。以下はタイトル争いの常連の40~50代のベテランから、20代の売り出し中の若手まで約20人が先行集団を形成する。仲邑もようやくそこに加わった。

腕試しというべき、女流名人リーグに初参戦してどこまで戦えるのか。目が離せない。24日には謝と対戦する。