自民党総裁の岸田文雄首相は12日、内閣改造と党役員人事の一任を役員会、総務会で承認され、13日に実施する。
内閣改造の目玉は女性閣僚で高市早苗経済安全保障担当相を続投させ、上川陽子元法相が外相、土屋品子氏が復興相、自見英子氏が地方創生担当相、加藤鮎子氏がこども政策担当相と5人が確実。現行憲法下で01年の小泉内閣、14年の第2次安倍改造内閣に並ぶ。初入閣は11人。
鈴木俊一財務相、西村康稔経産相、斉藤鉄夫国交相、河野太郎デジタル相、松野博一官房長官ら主要閣僚に変更はなく、次期衆院選を見据えた第2次岸田改造内閣では女性起用で刷新感を演出したようだ。
党4役は茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長を続投させ、小渕優子組織運動本部長を選対委員長に、森山裕選対委員長を総務会長に起用する方針だ。衆院当選8回の小渕氏は小渕恵三元首相の次女。次期衆院選や来年9月の総裁再選もにらみ、第2派閥を率いる茂木氏と同派の小渕氏を起用したとみられる。一方で小渕氏は2014年に関連政治団体の政治資金規正法違反事件でデータが入っていたとされるパソコンを破壊したなどの疑惑の渦中で経産相を辞任した。立憲民主党の岡田克也幹事長は「(選対委員長になれば)より説明責任が求められる」と再追及する構えを示した。【大上悟】

