10月31日のハロウィーン直前の週末を迎え、東京都渋谷区は28日朝、期間中多くの人が集まることで知られる渋谷駅前のハチ公像の周囲を白い幕で覆い、見たり近づくことができなくした。
外国人観光客も戻りつつあることもあり、今年の渋谷駅周辺の人出はピーク時を上回り、5万~6万人とも見込まれている。路上飲酒、大量のゴミ放置などが社会問題になってきたが、雑踏事故などの危険性も含めて危機感を募らせた渋谷区は、9月以降「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません」など、この期間に来街しないよう強く呼び掛けてきた。街のシンボルのハチ公は待ち合わせのメッカであり、観光客の目当てでもあるため、安全対策のため異例の“封鎖”に踏み切った。
この日の渋谷は秋晴れの週末ということもあり、買い物客や外国人観光客で午前中からいつも通り混雑した。シートの合間から像を一目見ようとしていた米国人男性は「残念だけど、スクランブル交差点とかあるし、渋谷の街を楽しむよ」と話した。友人と買い物に来た女性会社員は「ハチ公を見えなくしても、人は集まるのでは」と苦笑いしていた。“封鎖”は11月1日朝まで。

