駐日英国大使館は3日までに公式X(旧ツイッター)を更新し、大阪・関西万博の英国パビリオンで提供されているアフタヌーンティーをめぐる「炎上問題」について、大使館としての見解を示す代表者の動画を投稿した。
英国伝統の習慣の1つである優雅なアフタヌーンティーをめぐっては、万博で英国パビリオンを訪れ実際に注文した利用者が、2個あると書かれていたスコーンが1個だったことや、紅茶がカップではなく、紙コップにティーバッグで提供されていたことなどを、実物の写真とともにXに投稿。1セット5000円という価格ながら、一部が「簡易」的と受け取れる内容だったこともあって、SNSで波紋を広げていた。
駐日英国大使館は1日、Xに「英国パビリオンのアフタヌーンティーについて、多くのご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。皆様からのご指摘を受け、すでに一部のサービスに関して改善しております。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。引き続き、ご支援を賜りますようお願い申し上げます」と投稿し、一部サービスの改善を報告。その上で、英国政府代表のキャロリン・デービッドソン氏が日本語でコメントした2分あまりの動画も投稿した。
デービッドソン氏は「このたびは、英国パビリオンのアフタヌーンティーについてたくさんのご意見を寄せていただき、誠にありがとうございます。すべてのご意見にお答えすることは難しい場合もございますが、みなさまからの声は今後の運営の参考として大切に受け止めております」とあいさつ。その上で「ご期待に十分にお応えできなかったというご指摘を受け、すでにサービスの一部を改善いたしました。現在、レストランでは、アフタヌーンティーの紅茶を紙カップではなく陶磁器のティーカップでご提供しております。今後も、より快適でご満足いただける体験をお届けできるよう、引き続き努めてまいります」とも述べた。
「アフタヌーンティーは英国文化を象徴する大切な伝統。この伝統や英国らしさを、私たちはパビリオンを通じてみなさまに紹介したいと考えています」と、意義を主張。その上で「英国パビリオンでは、英国を構成する4カ国それぞれの文化や味わいにインスピレーションを得た多様なメニューをご用意しております。この体験を通じて、英国の豊かで奥深い魅力を感じていただき、英国文化への関心を深めていただくきっかけとなれば幸いです。そして、英国に行ってみたいと思っていただけたら、それ以上にうれしいこともございません。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます」とも呼びかけた。
今回の件について最初にXで指摘した人物は、1日に更新したXの投稿で、駐日英国大使から直接、連絡が来たことを明かし「とても丁寧なお詫びと、改善に向けてすでに動いていただいているご報告に家族全員震えながら拝読いたしました」と報告。「私が投稿したことにより駐日英国大使館の皆様、万博のイギリス館の皆様には大変なご迷惑をおかけし、私の方からも丁重にお詫びを申し上げさせていただきました」とつづり、「無事当事者間での話し合いは解決したと私は認識しております」としている。

