6連覇を目指す藤井聡太棋聖(22)がタイトル戦初登場の杉本和陽(かずお)六段(34)の挑戦を受ける、将棋のヒューリック杯第96期棋聖戦5番勝負第1局が3日午前9時から栃木県日光市「日光金谷ホテル」で始まった。先手後手を決める振り駒は、と金が4枚出て、杉本が先手、藤井が後手。対局は振り飛車党の杉本が三間飛車を採用してスタートした。
2日の前日移動は、東武鉄道が誇る最新型特急「スペーシアX」の1号車、運転席からの景色が展望できるコックピットラウンジを貸し切りとした。藤井は「役得」と目尻を下げ、「楽しみながら来ることができました」と話していた。昨年3月、同じ日光市の鬼怒川温泉で行われた棋王戦5番勝負第4局でも、スペーシアXで移動して以来となる。
栃木県でのタイトル戦は現在4戦4勝。22年1月の王将戦第3局(大田原市「ホテル花月」、相手は渡辺明王将=当時)、23年3月棋王戦第4局(鬼怒川温泉「日光きぬ川スパホテル三日月」、渡辺棋王=当時)、24年1月王将戦第1局(「ホテル花月」、菅井竜也八段)、同年3月棋王戦第4局(「日光きぬ川スパホテル三日月」、伊藤匠七段=当時)とある。東照宮に近い、日光の市街地にある金谷ホテルは初めてだ。

