国民民主党の玉木雄一郎代表は1日、参院選(3日公示、20日投開票)を前に国会内で日刊スポーツなどのインタビューに応じた際、比例代表での公認を内定しながら見送った山尾志桜里元衆院議員(50)について、今も直接面会していないことを明かした。
山尾氏をめぐっては、8年前の自身の不倫疑惑報道をめぐる説明が不十分として、党内に擁立論への慎重論が強く、党側は6月10日の山尾氏の出馬会見内容を踏まえて、公認内定見送りを最終的に決定。これに対し山尾氏は、「党の統治能力に深刻な疑問を抱いている」などと厳しく記した長文のコメントを発表し、離党届を提出していた。公認内定以降の動きは「山尾ショック」として党を直撃。昨年の衆院選以来順調だった党の支持率にも、影響が出ている。
一方、山尾氏は1日、国民民主も新人2人を擁立する大激戦の東京選挙区への無所属出馬を表明した。
玉木氏はインタビューで山尾氏出馬の受け止めを問われ「どういう趣旨でやられるのか明らかではない」として、言及を避けた。公認見送り後、山尾氏に直接会って謝罪したのかとの質問には「直接は、あの後は会っていません。(内定見送り発表)直前に、いろいろお話をしましたが、あの後は直接まだ会っておりません」と述べた。
山尾氏を公認内定した背景を「1つ彼女にやってもらいたかったのは、憲法改正。結党3カ月後に、(党が考える)憲法改正の論点整理をまとめ、大きな仕事をされたのは山尾さんだった」と振り返り「今、大きく国際情勢が変化する中、非常にセンシティブといわれる9条の問題や、イデオロギーを超えて虚心坦懐(たんかい)、どういう憲法を持つべきかということを議論する時に、山尾さんの力を貸してほしいと思ったのが率直な理由だった」と述べた。
その上で「ただ、みなさんからも厳しい指摘をいただき、どちらかというと、2020年9月の国民民主党ができた以前のさまざまな話で厳しい追及を受け、ご本人もなかなかクリアに答えることが性質上できない中、なかなか党内外の理解と信頼も十分には得られず、結果として公認内定が公認に移行しなかった。我々として、というより、みなさん方が依然として山尾さんをどう見ているのかが、むしろ我々も知りたいし、逆に言えば、みなさんが厳しい目を引き続き向け続けていることについて、思いが十分至っていなかったということであれば、しっかり受け止めないといけない現実ではないか」と口にした。
山尾氏は1日の出馬会見え3、今回の出馬は国民民主への「リベンジ」なのかと問われ「リベンジの考えはまったくありません。一切ありません」「怒りを込めた出馬というのはゼロ。まったくありません」などと、否定した。

