将棋の第74期ALSOK杯王将戦7番勝負を制した藤井聡太王将(竜王・名人・王位・王座・棋王・棋聖=22)の就位式が3日、東京・元赤坂「明治記念館」で行われた。今期は永瀬拓矢九段(32)と初めて2日制7番勝負で対戦。4勝1敗で下し、4連覇を達成した。

くしくもこの日行われた王座戦挑戦者決定戦では、同学年の伊藤匠叡王が羽生善治九段を下し、挑戦者に決まった。藤井は当然、この対局を注目していた。式後の共同会見では伊藤について、「昨年の叡王戦でも強さを感じたところがありますし、今期も防衛(挑戦者の斎藤慎太郎八段に3勝2敗)されて挑戦してきた。充実されている。叡王戦の経験、反省を踏まえてよい将棋を」と気持ちを切り替えた。対局内容にも言及。「伊藤叡王の研究の深さ、正確さを感じました。私自身も準備の精度を上げていかなければと思います」と警戒した。

王座戦の開幕局は9月4日、シンガポールで開催される。藤井にとっては、一昨年の棋聖戦開幕局(ベトナム・ダナン)以来の海外対局だ。「ベトナムは楽しい思い出が多くできました。今回も楽しみにしています。現地は暑いと聞いていますし、対策を考えていきたいと思います」とも話していた。