自民党総裁の石破茂首相は21日午後、党本部で参院選を受けた記者会見を行い、与党が大きく議席を減らした今回の選挙結果について「謙虚に真摯(しんし)に受け止めないといけない」と述べた上で「比較第1党としての責任、国家、国民への責任を果たしていかねばならない」と述べ、続投の意向を正式に表明した。
「第1党の議席をいただいたことは、大変ありがたいことだと思う」と強調。「わが国はいま、米国の関税措置、物価高、明日起きるかもしれない首都直下型地震や南海トラフ地震などの自然災害、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境。国難ともいえる厳しい環境に直面している」とした上で「このような中にあって最も大切なことは、国政に停滞を招かないことだ。一刻の停滞も猶予も許されない」と述べ、自身の退陣による政治的空白をつくるのは適切ではないとの認識をにじませた。
首相の意欲とは裏腹に、昨年の衆院選、6月の東京都議選に続く参院選と、重要選挙での3連敗を受けて、自民党内には石破首相の退陣論が拡大している。

