小泉進次郎農相は25日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、トランプ関税交渉をめぐる農業分野に関する新聞報道に対し、不満をまじえた私見をつづった。

24日の投稿で、赤沢亮正経済再生相が8度目の渡米で米政府側とまとめた交渉内容に関する同日付の一般紙や専門紙の朝刊の紙面を並べた写真をポスト。「今朝の朝刊各紙。日米合意のコメについて『輸入拡大』『輸入促進』と大見出し。誰のためにこんなメッセージを強調したいんだろう…。合意の最大のポイントは『77万トンの総量維持』『主食用米にも回らず』『更なる輸入米増加阻止』です」と主張した。

「日本の交渉チームは『農業を犠牲にしない』という交渉姿勢を有言実行で最後まで守り切ってくれました。アメリカのコメは増えるけど、今まで通り77万トンの枠内であり、外国産米の輸入量は全く変わりません。主食用米にも回りません」とも指摘。その上で「農家の不安にどう向き合うのかといつも質してくるメディアが農家の不安を煽る報じ方になる。農業分野に限らず『不安ビジネス』は誰も幸せにならない」と、つづった。

「赤澤大臣を筆頭に、交渉チームの皆さん、本当にお疲れ様でした」と、赤沢氏へのねぎらいも記した。赤沢氏は24日深夜、進次郎氏の投稿を引用し、自身のXに「小泉大臣、いつもながら深いご理解誠に有難うございます。引き続き、力を合わせてピンチをチャンスに!よろしくお願い致します」と応じた。

米政府との間で23日までに合意に達した関税交渉で、米側は当初25%とした相互関税を15%に引き下げた。石破首相は同日、農業やコメに関して「農産品を含め、日本側の関税を引き下げることは含まれていない。ミニマムアクセス(最低輸入量)の枠内でコメの輸入割合を増やしていく。今回の合意に、農業を犠牲にする内容は一切含まれていない」と主張した。