日本維新の会の前原誠司共同代表(63)は5日、国会内で開かれた党の緊急役員会で、共同代表を辞任する考えを表明した。7月の参院選で党勢拡大ができず、責任論が強まっていた。岩谷良平幹事長も同様に辞任する考えを示した。

前原氏は「人心を一新して挙党体制をつくるべきだ」などとあいさつした。今後、国会議員団の代表を選ぶ共同代表選挙を実施する方針も明らかにした。

前原氏は民主党代表や、民主党政権で国交相や外相などを歴任。民進党、国民民主党をへて2023年11月、「教育無償化を実現する会」を設立し、代表に就任した。その後、維新と統一会派を組んだが、昨年10月、衆院選前のタイミングで維新に合流。衆院選後、大阪府の吉村洋文知事の代表就任に伴い、昨年12月に共同代表に就任したばかりだった。

石破茂首相とは、趣味の鉄道や安全保障政策などで気脈を通じており、与党は今年2月、維新が訴える高校授業料の無償化や社会保障改革などに応じ、25年度予算案の修正に応じた経緯もある。