政治ジャーナリスト田﨑史郎氏は7日夜に放送されたBS11「報道ライブ インサイドOUT」(月~金曜午後9時)で、参院選大敗を受けて8日午後に行われる自民党両院議員総会の見通しについて「石破さんが最後にどういう引き取り方をするかが注目されます」と述べ、相当の紛糾が予想される総会の最後に、石破茂首相がどんなコメントを発するかを重視していると明かした。

両院議員総会は、先月28日に行われ、4時間半に及んだ「両院議員懇談会」とは異なり議決権を持つ。一方で、石破首相の進退に関する議決はこの日は行われない見通し。田﨑氏は、総会で話し合われる内容について問われ「1つは参院選の責任問題。総裁選の前倒しを求めていくという流れなんですよ。もう1つ、新たな材料として(日米間の認識の食い違いが生じているトランプ関税交渉で)日米間の合意は? という話は当然出ると思う」とした上で、「それはイコール、石破さん、あなた、このままでいいの? ということにもなる」と指摘。参院選以降、自身は続投を明言しても退陣圧力がやまない石破首相にとっては、厳しい追及の場となるとの見通しを示した。

一方で「さはさりながら、両院総会では総理の身分に関する決議は出せないというのが、自民党事務局の解釈。その解釈が正しいかどうかは判断できないが、決議案が出されたとしても議決はされないだろうと思うが、いろんな意見は出るだろう」と述べた。

その上で「(石破首相の自民党総裁辞任を求める)決議案が事実上出せないとなれば、みんなが意見を言って、それで終わっていくような感じでしょう」と、今回も「懇談会」のような展開になる可能性を指摘。一方で「そこで、石破さんが最後にどういう引き取り方をするかが注目されます。それによっては、自民党内は党則6条4条の総裁選の前倒しを求めるというふうになっていきかねない」とも述べた。

自民党党則6条4項には、「総裁の任期満了前に、党所属の国会議員及び都道府県支部連合会代表各一名の総数の過半数の要求があったときは、総裁が任期中に欠けた場合の総裁を公選する選挙の例により、総裁の選挙を行う」と、いわゆる「総裁リコール規定」が記されているが、田﨑氏は石破首相の発言次第では、総裁選前倒しを行うための動きが、党内で加速する可能性を予想。「石破さんのひとことが重要になると思う」と、あらためて指摘した。