弁護士の萩谷麻衣子氏が3日、水曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。自民党内で広がる総裁選前倒しを求める動きについて「顔を変えても、自民党だから、新しい(総裁の)人だから支持されるという時代は終わった。そこをほかの方はしっかり考えないといけないと思う」と指摘した。

自民党では2日に参院選の総括のとりまとめが終わったことを受け、総裁選前倒しの是非をめぐる意思確認の作業に入った。前倒しを求める議員は8日に、署名、押印した書面を党本部に本人が直接持参するルール。前倒しを求める議員は増加傾向にあるとの報道もあるが反対する声も少なくないが、石破首相自身は「しかるべき時にきちんと(自身の責任について)決断する」としながらも当面の続投に意欲を示している。

萩谷氏は、自民党内の動きや石破首相の対応について見解を問われ「(さまざまな)選択肢の中でどれがいちばん可能性が高いかまったく見えていない」とした上で「石破さんがしかるべき時に(進退を)決めると言いながらも当面続投したいなら、石破さんは『石破らしさ』をしっかり出して行き、それに対して国民が支持をするかどうか。それが、短時間でできるかどうかだと思う」と述べた。

「今回の石破さんの弁を見ても、自分のやりたいことは何かというと、物価高対策や経済のあり方の見直し、災害への備えだと(2日の両院議員総会のあいさつで)いくつか出していましたが、ちょっと抽象的で具体性がない。これを見たら、他の議員の人も、有権者に何を訴えていいのか分からないというのも理解できますし、石破さんは何をしたいのかということをしっかり出さないと、やっぱり続投は難しいのではないか」と述べた。

一方で、「じゃあ石破さんが辞めたらだれが(総理総裁に)なるのか、いくつか顔を思い浮かべてみて、それでうまくいくのかというと、果たしてどうかなというのも疑問符なんですよね」と述べ、今回の参院選で顕著になった「多党化」の時代を念頭に「顔を変えても、自民党だから、新しい人だから支持されるという時代はもう終わった。そこを、他の方々はしっかり考えないといけないだろうなと思います」と述べた。