ジャーナリスト池上彰氏は13日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。首相指名選挙への対応をめぐり、野党第1党の立憲民主党から連携を求められながら、基本政策の違いを理由に否定的な構えを崩していない国民民主党の玉木雄一郎代表について「やる気がないんだなと思う」と厳しく指摘した。
玉木氏に対しては、かつては同じ党だった立憲民主党の安住淳幹事長が、首相指名選挙では野田佳彦代表への投票にこだわらず、玉木氏も有力な候補との認識を示している。しかし、玉木氏は安全保障やエネルギー政策で立民との立ち位置の違いがあることを理由に、両党の違いの論点整理が行われない限りは現時点で立民との連携には否定的な立場を崩していない。
一方で、立民側が求めている党首会談について、玉木氏は13日、自身のX(旧ツイッター)を更新し「立憲との党首会談には応じます」との認識を示した。玉木氏はかねて「内閣総理大臣を務める覚悟はあります」と、首相就任への意欲は隠していない。
池上氏は、首相就任に意欲を担う覚悟を示しつつ、立民の誘いには慎重な姿勢であることについて、「たとえば、子どもに勉強をやりなさいよと言ったら、試験勉強やる覚悟はある、と。いやいや、そうじゃなくてやりなさいよと、こういう話でしょう」と指摘。「『覚悟はあります』ということは、本当に政治家だったら何が何でも政権を奪い取るという熱意が全然見られないということは、やる気がないんだなと思いますけどね」と失望したように口にした。
一方、番組で月曜コメンテーターを務める戦略コンサルタントの田中道昭氏は、「昨日、玉木さんと何度かやりとりさせていただいたんですが、玉木さんには迷いは実は全くなくて、基準を明確に出している」と、池上氏の見解とは異なる認識を示した。
「今回は、安全保障と原発について立憲に降りてこい、という話をしている。この2つで立憲が降りてくれば、政権を組むという可能性はあるが、『責任政党』と玉木さんが言っている意味は、安全保障や原発で折り合わないと、連立を組んでもその日に行き詰まってしまう」と指摘した。
「玉木さんは、自民党が少数与党になる、その先をみすえているのであって、ここで折り合わないと絶対に連立は組まない、と。迷いはなくて明確に基準を提示している」と主張した。

