藤沢里菜女流本因坊(27)と挑戦者の星合志保四段(28)が2勝2敗で迎えた、囲碁の第44期女流本因坊戦挑戦手合5番勝負最終第5局が5日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で行われた。

対局は午後4時33分、175手までで黒(先手)番の藤沢が中押し勝ち。3勝2敗で防衛し、6連覇を達成した。また、女流本因坊通算9期獲得は、謝依旻七段の持つ同8期を抜いて単独1位、タイトル獲得通算27期は謝に並んでトップタイとなった。

「厳しいシリーズでした」。藤沢は淡々としていた。序盤で見たことのない形にされた。中央の攻防から勝機を見いだした。

昨年11月22日、囲碁棋士の横塚力七段と結婚した。翌月の女流棋聖戦は準決勝で敗退。今年に入って、女流名人戦は挑戦者の上野愛咲美女流立葵杯に連敗して失冠した。その女流立葵杯は挑戦者になりながら1勝2敗で敗れ、一発勝負の扇興杯も決勝で上野愛の妹の上野梨紗女流棋聖に負けて準優勝に終わった。ずっと結果は出ていなかったが、ここで踏ん張って無冠は逃れた。

女流本因坊獲得通算9期はトップだが、「実感はない」と言う。むしろ、「来季も戦えるのが光栄です」と、早くも次へと気持ちを切り替えていた。