将棋界の50代以上のベテラン棋士が公開対局で熟練の技を見せる、第3回達人戦立川立飛杯準決勝、森内俊之九段(55)対郷田真隆九段(54)戦が7日午前10時30分から東京都立川市「立川ステージガーデン」で始まった。先手後手を決める振り駒の結果、と金が4枚出て郷田が先手、森内が後手で、相掛かりへと進んだ。
今回初めてベスト8まで進出して本戦入りした郷田は、6日の準々決勝で谷川浩司17世名人を押し切った。1993年(平5)の王位戦では最低段位の四段で初タイトルとなる王位を獲得している。このほか、過去に棋聖2期、棋王1期、王将2期を保持している。
対する森内は前回、前々回に続いてのベスト4進出。準々決勝では前回準優勝の行方尚史九段との千日手指し直し局を制した。同学年の郷田とは07年の第65期名人戦7番勝負でぶつかり、4勝3敗の大熱戦の末に防衛し、名人5期獲得となり、18世名人の永世称号を獲得している。森内のタイトル獲得は竜王2、名人8ね棋王と王将各1期。
両者の対戦成績は29勝29敗の五分だ。
もう一方の準決勝はこの後、羽生善治九段(55)対佐藤康光九段(56)戦が控えている。準決勝の勝者は同日、同所で行われる決勝戦で優勝を争う。
達人戦は持ち時間は各30分、使い切ると1手30秒未満での指し手が要求される早指し戦。

