将棋界の50代以上のベテラン棋士が公開対局で熟練の技を見せる、第3回達人戦立川立飛杯準決勝、森内俊之九段(55)対郷田真隆九段(54)戦が7日午前10時30分から東京都立川市「立川ステージガーデン」で行われた。対局は相掛かりからの激戦を制した後手の森内が、同学年で初の本戦入りを果たした郷田を下して初めて決勝にした。

森内は、「早い段階で認識のない形になった。突っ張るか穏やかに行くかで時間を使い、かなり厳しい展開になった。こちらの玉が一方的に危なくなって、持ち時間もなく、崩れずやっていた。目の前のことで精いっぱいだった」とホッとした様子だった。

一方、快進撃が止まった郷田は「何かいい手があるか考えていたが、いいプランが見つからなかった。森内さんとは少年時代からでまもなく半世紀(の付き合い)になる。またお互い戦えるように頑張っていけたら」と話していた。

もう一方の準決勝はこの後、羽生善治九段(55)対佐藤康光九段(56)戦が行われる。準決勝の勝者は同日、同所で行われる決勝戦で優勝を争う。

達人戦は持ち時間は各30分、使い切ると1手30秒未満での指し手が要求される早指し戦。