戦略コンサルタントの田中道昭氏は15日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。田久保真紀前市長(55)の学歴問題に端を発して14日に投開票された静岡県伊東市の出直し市長選で、田久保氏が敗北したことをめぐり、最初に問題が発生した後の田久保氏の対応に強い疑問を呈した。
「学歴詐称の問題自体も問題だったと思いますが、それ以上に、その後の対応ですよね」と指摘。「その後きちんと説明したのか、きちんと謝罪したのか、どのように向き合ったのか、どのように対応したのかというところが、直接(市民との)信頼関係に影響を与えてしまった。学歴詐称問題が起きた時にきちんと説明をして謝罪をしていたら、もしかしたら辞職する必要はなかったかもしれない。学歴詐称問題以上に、どう対応したのかが信頼に直結した」とも述べたた。
田久保氏への2度の不信任決議案が可決されたのに伴い行われた市議選と今回の出直し市長選には、計約1億円の経費がかかったとされる。田中氏は「それにしても日本の民主主義はすごい。市長に対して、民主主義のコストをかけてまで市長の立場は守られているが、民主主義のコストとしては、選挙費用が1億円もかかってしまっている」と述べ、「それ以上に、政治の空白が伊東市で起きたのが何より大きい」と苦言を呈した。
今回の市長選は、国民民主党静岡県連の推薦を受けた元市議の杉本憲也氏(43)が、今年5月の市長選で田久保氏に敗れるまで2期市長を務めた元職の小野達也氏(62=自民静岡県連推薦)との接戦を制し、初当選。田久保氏は4131票で、3位に沈んだ。投票率は60・54%で、今年5月に行われた前回市長選(49・65%)を、10・89ポイント上回った。
田中氏は、当選した杉本氏に対し「市議をやっていたとか、実務型だというところが評価されていると思う。1日も早く信頼を取り戻して、伊東市の政治空白を埋めてほしい」と期待を示した。

