囲碁の詰碁の解答能力を競う「詰碁王決定戦2025」が27日、東京都内と大阪市内の東西会場でトップクラスと小学生以下に分かれて行われた。

今回初めての開催で、東京・市ケ谷の日本棋院にはトップクラスに棋士やアマチュアら82人、小学生19人が集結。午前10時から正午まで、トップクラスは12問、小学生以下は10問が出され、それぞれ100点満点で詰碁を解いた。

東京会場では上野愛咲美女流名人、上野梨紗女流棋聖姉妹のほか、ナショナルチーム監督の高尾紳路九段、名人リーグ在籍者の福岡航太朗七段、同リーグ初参加の桑原樹七段、22年新人王戦優勝の酒井佑規六段、18年新人王戦優勝の広瀬優一七段ら若手を主体にプロ棋士が数多く参加した。

序盤の1~4問目まではスラスラと解けた棋士が多かったが、徐々に難易度が上がったようだった。中には最後までたどり着けずに途中であきらめたり、苦悶(くもん)の表情を浮かべたり、頭をかきむしってもん絶しながら解く姿もあった。福岡のように終わった後、解答間違いに気づいて頭を抱える棋士もいた。

将棋の棋士が終盤の寄せを鍛えるために詰め将棋を解くように、囲碁棋士にとって詰め碁は終盤の読みを鍛えるための「必修科目」。酒井、桑原、広瀬らは「最後まで解けなかったのは残念。鍛えて、また挑戦したい」は声をそろえた。

また、妹と並んで挑戦し、12問まで解答は書いたという上野愛は、「梨紗は私よりさっさと解いていた感じだったが、空白があるらしくて、そこは自慢。全問正解者はいるのかな? 出て良かったですし、次回も出ます」と宣言していた。