箱根駅伝復路7区の沿道となる神奈川・二宮町、押切坂の付近にある中国料理店「中華満福 香港軒」が27日、復路でランナーが走る来年1月3日の営業時間を駅伝に合わせて通常よりも3時間早い午前8時に開始することを決めた。

2015年に開業して以来、年末年始は無休営業していて、通常の午前11時から店を開けていた。オーナーで料理人の徐建華さんが「沿道でランナーを応援する人が寒そうで…だから、この日は少し早めに店を開けます」と話した。

箱根駅伝はスタート地点となる箱根・芦ノ湖を1位校が午前7時30分に出発して、各校が二宮町の押切坂を通過する時刻が午前9時過ぎ。快晴だとしても、押切坂の東側斜面が朝日をさえぎるため、ランナーが通過する時間帯、沿道はずっと日陰となる。このエリアには例年全身白タイツ姿のフリーザ軍団が出没する。そのフリーザ軍団目的に集まるファンが年々増えているが、3日のランナーが通過する時間帯に暖かい食べ物を提供してくれる飲食店は決して多くない。

往路となる2日は箱根に向かって各校ともタスキをつないで国道1号を駆け抜けていくが、二宮町の押切坂の通過時間は午前11時前後。「中華満福 香港軒」も通常営業で対応できる。徐さんは「さすがに復路の3日は応援する人も大変だよ。オーダーしたお客さんには、温かい海鮮粥とサンラースープ。温かいプアール茶とジャスミン茶も用意できています」と話す。

徐さんは天津の5つ星ホテル「天津賓館」のレストランでシェフ経験があって、2004年には天津市の料理コンテストで金メダルを獲得した実力の持ち主。「おいしい広東料理を味わってもらいたくて二宮町で開業したのよ」と話す。

3日は、店内で箱根駅伝のテレビ生中継を放映しながら、沿道で応援する人が“アゲアゲ”になれるように「揚げ豆腐五目あんかけ 石焼ご飯」を特別メニューに組み込んだ。「激辛にも対応できる。応援するみんなを応援したい」と徐さんは張り切っている。