将棋の第19回朝日杯本戦トーナメント1回戦、伊藤匠2冠(叡王・王座=23)対羽生善治九段(55)が17日午前10時から名古屋市「ポートメッセなごや」で公開対局で始まった。先手後手を決める振り駒の結果、伊藤が先手、羽生が後手と決まった。

この2人、昨年の王座戦挑戦者決定戦でも対戦。伊藤が勝って藤井聡太王座(当時)への挑戦権を獲得すると、3勝2敗で初の王座を獲得した。24年の叡王に続き、連続でタイトルを奪っている。タイトル保持者のため、予選は免除。本戦からのスタートで初の優勝を目指す。

対する羽生は朝日杯最多の5回の優勝を誇る。タイトル獲得計99期の第一人者で、今期は2次予選からスタート。昨年11月に本田奎六段(28)、千田翔太八段(31)を撃破して前人未到の通算1600勝を挙げるとともに、7年ぶりの本戦トーナンメト(ベスト16)進出を決めた。

藤井からタイトルを奪った男と国民栄誉賞棋士の新旧レジェンド対決から目が離せない。

同時に同所では同じ1回戦、服部慎一郎七段対青嶋未来七段戦が始まった。お互いの勝者同士が、午後からの準々決勝でぶつかり、ベスト4一番乗りが決まる。

朝日杯は全棋士参加で、1次予選からすべて一発勝負のトーナンメトで行われる。持ち時間各40分、これを使い切ると1手60秒未満での指し手が要求される。