元テレビ朝日社員の玉川徹氏は19日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。高市早苗首相がこの日夕に発表する衆院解散総選挙の方針をめぐり、解散する「真の大義」は現在指摘されている内容とは別のところにあるのではないかととして、うがった見方を示した。

高市首相は、19日午後6時から記者会見を行う。玉川氏は「会見で選挙の争点について述べられると思う。ご本人が何も言っていないので分からないが」とした上で、「今日の読売(新聞報道)だと『責任ある積極財政』『自民と維新の連立』について、信を問うのでのはないか書いてある。仮に、その2つとしたら、それって解散する大義になっている?」と疑問を示した。

「責任ある積極財政を国民に問う前に、国会で与野党でやってくださいよ、という話。責任ある積極財政のために物価が上がっているのではないかという話があるが、そういう疑問に本当は(国会論戦で)、しっかり答えてほしい」と注文をつけた。

さらに「自民と維新の連立については、今回行われるのは衆院選だけで、参院は変わらない」とした上で、「たとえば、自民党が(衆院選で)大勝しても(与党が少数与党の参院は状況は)変わらない。今、衆院で自民と維新は(無所属議員を含めて)過半数を持っている。(選挙後も)衆議院も参議院も今の状況と何も変わらないのに、それで信を問うというのは何ですか」として、高市首相の判断に疑問を示した。

「選挙をして、何か変わるなら意味はあるが、読売新聞に書いてあったその2つだと、それで選挙ですか?という話になると思う」とも述べた。

玉川氏は「だからこそ言われているのが、今、支持率がピークと思っているから、今のうちにやっちゃいたいんじゃないの?というふうな話になっちゃうんですよ」とけん制しながら、「本音がそこだったら、今日の会見でその部分がちらっと出てくるかもしれない。そこをちゃんと見た方がいい」と、電撃奇襲的な起算総選挙に踏み切ろうとしている高市首相の真意を見極めるべきとの考えも示した。