上野愛咲美女流名人(24)と上野梨紗女流棋聖(19)の姉妹対決番外編が実現した。20日、東京・表参道「ザ ストリングス 表参道」で行われた「ゆうきゅう戦 JUNKO KOSHINO CRYSTAL CUP 2026~13路盤プロペア碁トーナメント」の決勝で激突した。上野愛は張栩九段、上野梨は井山裕太碁聖を組んだ。1手30秒の早碁で対局し、上野愛・張組が白(後手)中押し勝ちした。
現在開催中の第29回ドコモ杯女流棋聖戦3番勝負ではタイトル保持者の妹に姉が挑戦している。囲碁界41年ぶりの姉妹頂上対決として注目され、15日に神奈川県平塚市で打たれた第1局は姉が勝った。第2局は22日(東京・市ケ谷「竜星スタジオ」)に控えている。
今回のペア碁決勝戦は、ちょうど46歳の誕生日を迎えた張に姉がバースデープレゼントを贈る形で勝利をもたらした。表彰式で「最高の誕生日となりました」と張が笑えば、「今度ランチおごるから」と姉は妹に余裕の笑顔を見せた。
一方、国民栄誉賞棋士の井山から「あとは自力で頑張ってください」と背中を押された妹は、「ここで力をためて第2局以降に頑張ります」と話していた。
このペア碁イベントは、上野姉妹の師匠の藤澤一就八段一門後援会と伝統文化棋道振興財団の共催。一門の棋士とゲスト棋士の男女8組による勝ち抜き戦で行われた。

