自民党総裁の高市早苗首相と日本維新の会の吉村洋文代表、藤田文武共同代表は27日、衆院選(2月8日投開票)の公示を受けて、東京・秋葉原で第一声を行った。

自民党遊説の「聖地」となっているJR秋葉原駅電気街口の西側広場が演説会場となり、大勢の聴衆が集まったが、「意味のない解散」と高市首相の解散判断を批判する内容や、維新の地方議員による「国保逃れ」問題を念頭に、「保健証みせて」と吉村氏に求めるプラカードを持って移動する人の姿もあり、ヤジと声援で時折、騒然とした雰囲気に包まれた。

約30分にわたり第一声を行った高市首相は、自民党ポスターのキャッチフレーズ「日本列島を、強く豊かに」から切り出し「私は32歳で初当選したが地盤も看板もかばんもなく、多くの人に『選挙は無理や、あきらめい』と言われたが、それでも私にはつくりたい日本の姿があった。国民の生命と財産、領土、領海、領空を守り抜くという究極の指名を果たしたい」と述べ、首相として初めて臨む国政選挙への思いを語った。

高市首相に先立ち、第一声を行った吉村氏は「非常に厳しい選挙になるが、日本を前に進めるすごく大きなチャンスでもある」と主張。「野党の立場で、責任のない立場であれをやれ、これをやれと言う選択肢もあったかもしれない。自公が過半数割れする中、予算に賛成する代わりに、これをやれ、あれをやるというのは簡単かもしれないが、それはぼくは無責任だと思った」と、与党入りの経緯に触れながら「高市さんといっしょに、アクセルになって日本を前に進めていかないといけないと思った」とも口にした。

「維新がアクセル役となり、高市さんが目指す国を守る方向性を目指していかなければならない、我々もいっしょにやりたいと思った」とも口にしながら、「今回の選挙は、高市さんか、それ以外かでしょ? 野田さんにこの日本を任せられますか。任せられない。高市さんなんですよ、みなさん」と、中道改革連合の野田佳彦共同代表との戦いに触れながら「僕たちは絶対に逃げません、高市さんを孤立させない。その立場でこの場に立っている」と訴えた。