福間香奈女流5冠(清麗・女王・女流王座・女流王位・倉敷藤花=33)の棋士編入試験5番勝負第2局、片山史龍四段(21)戦が16日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。午前10時から始まった対局は、先手の片山が主導権を奪って115手で押しきった。参拝で不合格となるこの試験で福間は連敗となり、もう1つも落とせなくなった。第3局は3月27日、大阪府高槻市「関西将棋会館」で行われる。

片山は冷静に詰み筋を読み切っていた。1度逃して福間の粘りに遭うが、落ち着いてまず自陣が詰まないことを確信する。「公式戦を指すのと同じで、それなりに準備してきました」と話した。

中盤、タイミングを逃さずに仕掛ける。「仕掛けてからこちらが手厚い形に組めたので、少し指しやすいかなというのと、指し手が分かりやすい展開になったと思いました」と述懐する。

片山は昨年10月のデビュー以来、公式戦4戦4勝。これで「5戦5勝」となった。「集中してできることはやったかという感じです」。白星という結果で試験官の役目を果たした。