米国の保守政治団体「ACU(米保守同盟)」主催の共和党系大統領候補や保守活動家が集う最大級の政治イベント「保守政治行動会議(CPAC)」が25日(日本時間26日)から4日間の日程で米テキサス州グレープバインで行われた。
保守派にとって年内最大級の催しながら、これまで高確率で姿を現していた共和党のトランプ大統領はイランとの戦闘などの兼ね合いもあってか欠席。主役不在の中でも現場は初日から入場を求める人で長蛇の列ができ、登壇者らが対イラン政策や移民の取り締まりなどについての議論を熱く交わした。
聴衆の中にはイラン国旗の入った帽子をかぶり、米国の攻撃によって亡くなったイランのハメネイ師の遺影と思われる写真を掲げて足を運ぶ人も。開催地テキサスを思わせるカウボーイハットをかぶる人、イスラエル国旗を持つ人など多様な顔ぶれが集まり、各方面からの注目度の高さをうかがわせた。
イランでの戦闘についてはCPAC内でも意見は分かれていた。ある米国の登壇者が「自分にも子どもがいます。彼らが10年後、20年後に戦地に赴くことになってほしくない」と訴えかけると、聴衆たちが立ち上がって拍手を送る場面もあった。
日本からもCPAC JAPANのメンバーらが会議を見守った。議会に興味を持って渡米して参加したという住宅のフロアコーティングなどを行うグッドライフの水山晶斗社長は「非常に興味深い話が多かった」と振り返った。CPAC議長でトランプ大統領の側近とも言われるマット・シュラップ氏と会話を交わしたことも明かし「『ようこそテキサスへ。共に協力し、日本も盛り上げていきましょう』といったことを言われました」と振り返った。
グッドライフはマレーシア拠点のAKB48の海外姉妹グループ、KLP48のトップスポンサーも務めるなど、日本発の海外施策について積極的な動きをみせている。会場には家庭用医療機器の販売などを行うココロカの渕脇正勝社長の姿もあり「トランプさんがいなくても活発な議論が行われていました。来て良かったです」と話した。同社も同じくKLP48を立ち上げ当初から見守るなどしており、「これからも海を越えたビジネス展開などに注目していきたい」と力を込めた。
今回の会議には、ポーランドのカロル・ナブロツキ大統領、英国のリズ・トラス前首相らも登壇した。トラス前首相は7月に英国で初のCPACが開催されることも発表。トランプ政権の保健福祉省長官を務めるロバート・ケネディ・ジュニア氏も登壇した。

