一力遼本因坊(名人・王座・天元)への挑戦権を争う囲碁の第81期本因坊戦挑戦者決定戦、大竹優七段対福岡航太朗七段戦が30日、名古屋市の日本棋院中部総本部で行われた。対局は午後5時8分、268手までで黒(先手)番福岡が2目半勝ち。初の挑戦権を獲得した。福岡は7大タイトル戦(棋聖・名人・王座・天元・本因坊・碁聖・十段)の挑戦手合も初出場となる。
2005年12月22日生まれ、東京都出身で洪清泉四段門下の福岡は19年デビュー。24年にはテレビ棋戦の第33期竜星戦決勝で、国民栄誉賞棋士の井山裕太現碁聖を下して初タイトルを獲得した。同年、名人戦挑戦者決定リーグに入り、五段から七段への「飛び級」としている。その井山が「若手の有望株」の1人に挙げるほどだ。
初出場で初の本因坊を獲得するか、棋聖を失って4冠に後退した一力が奮起して4連覇を果たすか、注目の5番勝負第1局は5月13日、滋賀県東近江市「迎賓庵あけくれ」で開幕する。

