7月28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震があった。気象庁によると、熊本県宇城市などで最大震度7を観測した。2016年4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本市中央区の熊本城では、28日の地震で「土煙」が確認され、「石垣が崩れた可能性がある」として、被害の確認を行っている。

熊本城によると、地震発生時は開園中だったが、来園者に負傷者などは確認されていない。29日以降の開園の是非については未定で、被害状況に応じて、今後判断する。

熊本城の石垣は16年4月14日の前震、同16日の本震で2度にわたり崩落。天守閣では小天守の石垣、残った角石だけで櫓(ろ)を支える「奇跡の一本石垣」と話題になった飯田丸五階櫓の石垣、国指定重要文化財の北十八間櫓、東十八間櫓の石垣も崩れた。飯田丸の東側、備前堀の石垣は堀の中に落ちた。その後、崩れた石垣をパズルのように地道に組み直す作業を続けてきた。21年には天守閣が復旧。「奇跡の一本石垣」として知られる飯田丸五階櫓は、2028年度の復旧を目指して、2025年度から本体工事にかかるなど、復旧作業が続いていたところでの、再びの被災となった。