【新連載】ラグビーW杯あと1年 恩師の証言で紐解く選手のルーツ 初回は伊藤龍之介

ラグビーワールドカップ(W杯)オーストラリア大会が2027年10月1日に開幕します。開幕1年前に、新連載「ブレイブ・ブロッサムズの肖像」をスタート。恩師の証言をもとに、桜のジャージーをまとう日本代表の源流をたどります。第1回は、今夏頭角を現した明大4年のSO伊藤龍之介(21)。高校時代は国学院栃木で3年連続全国高校大会(花園)に出場しました。吉岡肇監督(64)と、吉岡航太郎コーチ(30)に当時を振り返ってもらいました。

ラグビー



◆伊藤龍之介(いとう・りゅうのすけ)2004年(平16)11月20日、神奈川県生まれ。兄の耕太郎(現BR東京)の影響で3歳から競技を始める。藤沢ラグビースクールから国学院栃木に進学し、3年連続全国高校大会に出場。2年時に10番で準優勝、3年時は主将でベスト8。昨季は明大で全国大学選手権優勝。日本代表で7月4日イタリア戦で初キャップを獲得し、現在8キャップ。好きなアイドルグループは乃木坂46。172センチ、77キロ。


日本代表のジャージーを手にする吉岡肇監督(右)と伊藤龍之介(吉岡肇氏提供)

日本代表のジャージーを手にする吉岡肇監督(右)と伊藤龍之介(吉岡肇氏提供)


「自分でトライをしたい性格」


高校卒業から、わずか4年。日本代表の10番を背負う教え子の初トライに、吉岡監督は目を細めた。

監督「とうとう行ったな、という感じでした」

2026年8月8日、テストマッチ4戦目のオーストラリア戦。〝聖地〟花園で、伊藤が輝きを放った。

前半12分。ボールを持ち、右へパスすると見せかけ、左へステップ。中央を鋭く切り裂き、DF2人に挟まれ倒れながら、力強く右手でボールを置いた。

魅力が詰まった、初トライだった。


日本対オーストラリア 前半、トライを決める伊藤龍之介=2026年8月8日

日本対オーストラリア 前半、トライを決める伊藤龍之介=2026年8月8日


監督「自分でトライをしたい性格。ボールを持ったら、毎回突破を考えている。人を使うより、自分で行けるところまで行く。相手にとっては油断も隙もない」

7月4日のイタリア戦で初キャップ。

172センチの司令塔が、今季の日本を操る。

監督「外国人にタックルが通用するか、キックの飛距離が飛ぶか、不安視していた要素を次々と払拭(ふっしょく)した。負けず嫌いで、卒業後も自分の優れていない部分を磨いていたはず。成長を感じた」


日本対イタリア 後半、タッチラインにキックを放つ伊藤龍之介=2026年7月4日

日本対イタリア 後半、タッチラインにキックを放つ伊藤龍之介=2026年7月4日


「明らかにまとっている空気が違った」


神奈川で生まれ、3歳から競技を始めた。

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スポーツ

飯岡大暉Daiki Iioka

Niigata

新潟県加茂市生まれ。2019年4月入社。夏の高校野球取材では西東京を担当。紙面レイアウトを担当する「整理部」に配属される。21年4月に「営業企画部」に異動。webサイトの広告営業を3年間担当し、24年4月から現在の「スポーツ部」五輪班に所属。26年ミラノ・コルティナ五輪ではスピードスケート、カーリングなどを担当。サッカー班と兼任し、同年のW杯北中米大会も取材。その後は相撲とラグビーを主に担当している。アレルギーのため卵、乳製品、魚介類が食べられない。好きな食べ物はうどん。好きな飲み物は圧倒的にビール。