東日本大震災から7年4カ月がたった今月、宮城・気仙沼市に「cafe RST」がオープンした。店横の階段を上がると、そこに広がるのは風光明媚(めいび)な気仙沼港。海鳥の鳴き声をBGMに、コーヒーやソフトクリームでリフレッシュするには、うってつけの場所だ。
来春完成予定のウオーターフロント施設の1号店として他店に先駆け出店した。店名の「RST」は「RESET&RESTART」から。オーナーの寺口充俊さん(50)の「ここで休んで気持ちと体をリセットし、次の目的地へスタートしてほしい」という思いが込められている。
寺口さんは仕事の都合で、震災直後に気仙沼に移り住んだ。趣味のバイクを楽しむなかで「気仙沼って通り過ぎる街だった」と振り返る。「観光資源はある。冬に雪が降らないメリットもある。車やバイク、自転車、いろいろな旅人に立ち寄ってもらいたい。いい街だな、って若者にもっと思ってもらいたい」と願う。
高速道もつながり始め、順調なら仙台から2時間ほどで着く。営業時間は朝10時から夜8時まで。週末になると8時には店が開く。三陸リアスの海へつながる港の街で、コーヒーと笑顔が待っている。

