やはりこの服だった-。

今年の佐々木竹見カップの出場騎手が発表され、坂井瑠星騎手(27)の初出場を知った瞬間、勝負服が気になったファンは少なくないはず。自分もその1人だ。JRA所属騎手は枠服ではなく、この大会のための騎手服で出場となるが、リーフレットを見て思わずニヤリ。そこには父の坂井英光調教師(49)が現役時代に着ていた「青、桃山形一文字」が。期待通りだった。

この勝負服を瑠星騎手が着た姿を見るのは、自分はおそらく英光騎手の引退式以来ではないかと思う。当時、父の思い出のレースを聞かれた瑠星騎手が「幼いころから、どのレースも思い出に残っています。僕が一番のファンでもあったと思うので」と話していたのが印象的だった。あれから5年2カ月。JRAの関西代表となり、その勝負服を着て騎乗する機会を得た。

4日の佐々木竹見カップで着た勝負服は今回のために主催者が用意したもの。現役時代の勝負服は「(兵庫に)同じ服の(竹村)騎手がいて送ったんです。だから(手元には)ほぼないかな」と英光師。さすがに真新しい「青、桃山形一文字」だったが、それでも感慨深かった。【牛山基康】

19年12月、父の坂井英光騎手(右)の引退式で同じ騎手服を着て握手する坂井瑠星騎手
19年12月、父の坂井英光騎手(右)の引退式で同じ騎手服を着て握手する坂井瑠星騎手