「重いなあ…、でも、他の馬たちも重いなあ…」。30日のトレセンでは年明けの東西金杯のハンデへ向けて発表された数字、また、年明けの特別競走で背負うことになる別定重量、定量について、そんな声がいくつも聞かれた。
10月にJRAは23年から負担重量を引き上げることを発表した。「騎手の健康と福祉および将来にわたる騎手の優秀な人材確保の観点から、平地競走における馬齢重量(3歳9月まで)および3(4)歳以上馬競走の別定重量における基礎重量ならびに最低負担重量を引き上げます」というもの。
3歳(4歳)以上の平地競走の基礎重量は現行の57キロから58キロに変更となり、「令和5年度の春季競馬番組」という冊子にも、1回中山・中京開催は定量が4歳57キロ、5歳58キロ(牝馬2キロ減、1400メートル未満は4歳以上58キロ)と明記されている。
初日の5日に中山で組まれている招福S(3勝クラス、ダート1800メートル)は5歳以上の牡馬・セン馬が11頭。「58キロ」という数字がズラリと並ぶ。8日に同じく中山で行われるポルックスSは別定戦だが、59キロを背負う予定の馬が3頭。
定量が1キロ増えているのだから、ハンデもそれに従ったものと考えるべき。日刊スポーツ賞中山金杯、京都金杯は例年以上に各馬が背負わされている印象だが、これが23年から始まる新しい基準。負担重量の新時代が幕を開けることになる。

