夏競馬最終週の新潟記念(G3、芝2000メートル、9月1日)へ向けて28日、東西トレセンで最終追い切りが行われた。「追い斬り激論」は七夕賞でワンツーを決めた2頭が再会。美浦の岡山俊明記者がキングズパレス(牡5、戸田)、栗東の太田尚樹記者がレッドラディエンス(牡5、友道)をプッシュする。
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岡山 同じ白毛好きの太田キャップ、よろしく。今年は変則日程で「小倉の中京記念」や「中京の小倉記念」がややこしかったけれど、新潟で行われる新潟記念はすっきりしていいね。
太田 今週の中京は小倉2歳Sですけどね…。新潟記念の関東馬は4頭ですが、やはり筆頭格はキングズパレスですか? 3勝クラスを勝った後、新潟大賞典と七夕賞で連続2着。
岡山 そうだね。松岡騎手は厩舎の要望を受けて、2歳から5歳の今まで可能な限り追い切りに乗っている。1歳上の半兄ランドオブリバティがホープフルSで逸走してしまったように、気難しい面がある血統だから、成長の陰には教え込んできたジョッキーの手腕も大きかった。戸田師も「正海のおかげ。胸を張ってG1に行けるような競馬もできるはず」と期待を膨らませていた。
太田 追い切りはどうでした? 競馬ではもたれる面も見せますが。
岡山 ウッドで6馬身後方から手応え良く追い抜いて半馬身先着。鞍上は「今日は集中力が高かった。今までマイナスをゼロに戻す作業だったけれど、初めてプラスの要素が出てきた」と課題のメンタルを褒めていた。「右回りだと内にもたれるところはあったが、別に新潟コースは気にならない」。重い印は打ちたいね。関西馬はどう?
太田 七夕賞でキングズパレスを負かしたレッドラディエンスですね。友道厩舎はこの10年で新潟記念4勝です! 1週前にCウッドの併せ馬で強い負荷をかけ当週は微調整程度。友道厩舎の基本パターンです。最終追い切りは坂路で4ハロン55秒3-12秒5。滑らかかつ力強い脚取りで、大江助手も「言うことなくいい状態」と歯切れが良かったです。
岡山 もともと藤沢和厩舎にいたんだよな。
太田 2年前に転厩してしばらくは故障がちで、調教を加減されていました。でも今は違います。大江助手いわく「脚元がしっかりして、やりたいことがやれている」。今年に入ってから、基本パターンできっちり攻められているのが飛躍の要因でしょう。名門から名門へバトンをつないで、現在は9戦連続連対中。今回も信頼できます!
岡山 ハンデはキングズパレスが57キロ据え置きで、レッドラディエンスが1・5キロ増の58・5キロ。前走の2馬身差がどうなるか。あとアリスヴェリテが大逃げを打つだろうから「2番手の馬がキモ」(松岡騎手)。2番手の出方次第では大逃げが決まりやすくなるので、後続にとっては鈴を付ける馬がいてほしい。
太田 推し馬は分かれましたが、白毛のカルパ(31日札幌7R1勝クラス出走予定)は一緒に応援しましょう。

