記念すべき第1回は7番人気フェアエールング(牝5、和田正)と3番人気シンティレーション(牝6、池上)の歴史的な「1着同着」決着となった。勝ちタイムは1分58秒4。JRA重賞では21年チューリップ賞以来4年ぶり、通算12回目の1着同着となった。

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スタンドがどよめいた。掲示板に表示されたのは「同着」の文字。検量室前で引かれる2頭の周囲には喜びの輪ができた。口取り写真の撮影は2頭が別々。2人の騎手が並んで受けたインタビューでは丹内が「正直勝ってるなと思ってました」、杉原が「僕は完全に負けてるなと思ってました」と答え、爆笑を誘った。

前半1000メートル通過57秒7のハイペース。後方で脚をためたシンティレーションはインから馬群をさばき、フェアエールングは中団の外からジワジワと脚を伸ばした。「コースロスなく乗ることができた。これだけの馬の騎乗依頼をいただけてうれしかったですし、馬が本当に偉いです」と杉原。「難しい馬だけど、先生(和田正師)と一緒に考えて乗ってきた。結果が出て良かったです」と丹内。残り50メートル、先に先頭に立った内のシンティレーションにフェアエールングが並んだところがゴールだった。

今年の小倉開催初日に組まれた重賞はフリーパスの日も手伝い、入場者は前年比268・7%の1万3542人(昨年の1回開催3日目と比較)。名勝負に惜しみない拍手が送られた。

◆フェアエールング▽父 ゴールドシップ▽母 マイネポリーヌ(スペシャルウィーク)▽牝5▽馬主 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン▽調教師 和田正一郎(美浦)▽生産者 ビッグレッドファーム(北海道新冠町)▽戦績 17戦5勝▽総獲得賞金 1億10万8500円▽馬名の由来 尊敬(独)

◆シンティレーション▽父 ロードカナロア▽母 ファシネートダイア(アグネスタキオン)▽牝6▽馬主 (有)シルクレーシング▽調教師 池上昌和(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 16戦5勝▽総獲得賞金 1億3312万5500円▽馬名の由来 閃光。母名より連想