素質馬が復活! 川田将雅騎手(39)を背にしたクイーンズウォーク(牝4、中内田)が勝利した。
好位から力強く抜け出し、昨年のローズS以来の重賞3勝目を飾った。川田騎手、中内田充正調教師(46)ともに、23、24年プログノーシスに続く3連覇。鞍上は中京芝2000メートルの重賞で騎乗機会8連勝となった。
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強い“女王”が帰ってきた。不得手な重馬場もなんのその。クイーンズウォークが半年ぶりの美酒で、3つ目となる重賞タイトルを手にした。デビューからずっとコンビを組む川田騎手は、検量室前で担当助手と固い握手をかわした。
「素晴らしい馬体と素晴らしい背中をしています。それに見合う結果をと思いながら、G1ではなかなか結果が出ていませんが、またこうしていいタイトルを取れました」
“人馬一体”を体現した。デシエルトの大逃げで1000メートル通過は58秒2のハイペース。呼吸を合わせながら3番手を追走した。
「この馬が自分で進むことを選択したので、馬場も考慮し、気持ちを尊重しながらという競馬に変えました」
直線入り口では前と10馬身以上の差があったが、慌てず騒がず。馬場のいい外に持ち出して追い出すと、1歩1歩、力強く差を詰めた。最後は1番人気ホウオウビスケッツと並んでゴール。わずか鼻差でも大きな大きな差。相棒の背中と舞台を知り尽くす鞍上の手綱さばきが光った。
古馬となり、2歳秋のデビュー時から馬体重は16キロも増えた。中内田師が「体重が示す通り、中身が詰まって体は成長しています」と言うように、本格化を迎えている。「牡馬相手でもしっかりやれるところを見せてくれましたし、これから先も楽しみです」と川田騎手。牝馬3冠を勝てなかった悔しさも胸に、春は再び大舞台へ。女王への道を歩み出す。【藤本真育】
◆クイーンズウォーク ▽父 キズナ▽母 ウェイヴェルアベニュー(ハーリントン)▽牝4▽馬主 (有)サンデーレーシング▽調教師 中内田充正(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 9戦4勝▽総獲得賞金 1億9064万円▽主な勝ち鞍 24年クイーンC(G3)、ローズS(G2)▽馬名の由来 ロンドンのランベスブリッジとタワーブリッジ間の遊歩道
◆牝馬の勝利 牝馬による金鯱賞制覇は、95年サマニベッピン以来30年ぶり8回目。当時は、直線が平たんな以前の中京競馬場の芝1800メートルが舞台で、G3だった。

