凱旋門賞のブックメーカー前売り1番人気になっている英国のカルパナ(牝4、A・ボールディング)が6日、ケンプトンパーク競馬場で行われたセプテンバーS(G3、AW2400メートル)に出走し、昨年の香港ヴァーズ覇者ジアヴェロットの2着に敗れた。レース直後、大手ブックメーカー各社はカルパナの単勝前売りオッズを9~13倍に変動させ、オッズは急落している。
カルパナはディープインパクト系スタディオブマン産駒。昨秋に英チャンピオンズ・フィリー&メアズSでG1初制覇を果たし、凱旋門賞候補として注目を集めてきた。今年はここまでタタソールズゴールドC3着、プリティポリーS2着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS2着と惜敗続き。同じ馬主(ジャドモントファーム)の名牝エネイブルと同じセプテンバーSをステップに、大目標の凱旋門賞制覇に挑む予定となっているが、本番へ向けたステップレースも惜敗に終わった。
7日にはフランスで凱旋門賞の現地前哨戦(ヴェルメイユ賞、フォワ賞、ニエル賞)が組まれ、来週には愛チャンピオンS、日本のダービー馬クロワデュノールが出走するプランスドランジュ賞も行われる。今年の凱旋門賞は絶対的な本命馬が不在で「オープンなレース(どの馬にも開かれている。チャンスがある)」と評されているが、カルパナの敗戦でセプテンバーS直後の1番人気には英愛オークス、ヨークシャーオークスを勝って、本番に直行するアイルランドのミニーホーク(牝3、A・オブライエン)がオッズ5・0~6・0倍で浮上。混迷の度合いは深まってきた。

