シンエンペラー(牡4、矢作、父シユーニ)の参戦で馬券発売レースとなった愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、レパーズタウン)が13日(土曜)に行われます。
9日現在、出走を予定しているのは8頭。人気は7月のエクリプスS覇者で、前走の英インターナショナルSでオンブズマン(ここは回避)の2着したドラクロワ(牡3、父ドバウィ)に集まって前売りオッズは2倍前後。これに次ぐ人気になりそうなのは今年4月にデビューし、5戦目となった前走のG3ロイヤルホイップS(芝2000メートル)で重賞の壁を突き破ったザーラン(牡3、父ナイトオブサンダー)です。
英インターナショナルSを回避して、ここが仕切り直しの一戦となるアンマート(せん7、父アウタード)や、昨年のG1タタソールズGC(芝2100メートル)の勝ち馬で、これが今季3戦目のホワイトバーチ(牡5、父ユリシーズ)と前年3着のシンエンペラーが3番人気を争っています。
ドラクロワは春の英ダービーこそ9着でしたが、ここまで10戦5勝2着4回と安定した成績を残すA・オブライエン厩舎の3歳エース。愛チャンピオンSと同じレパーズタウンの芝2000メートル戦は2戦2勝と得意にしています。
右肩上がりの成長が高く評価されているザーランは故アガ・カーン殿下の自家生産馬で、管理するのは96年のティマリダで騎手としてこのレースを制しているJ・ムルタ調教師。前走は3番手から馬群をこじ開けるように伸びて優勝。遅れてきた大物ぶりをアピールしました。
4月のドバイシーマクラシック(7着)以来となるシンエンペラーは8月29日にカラ競馬場へ到着。その能力は人気2頭を脅かして十分なものだけに昨年取り逃した栄冠が期待されます。
翌14日(日曜)にはクロワデュノール(牡3、斉藤崇、父キタサンブラック)がG3プランスドランジュ賞(芝2000メートル、パリロンシャン)に出走。連日の欧州重賞に注目です。
【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

