昨年のBCダートマイル覇者、ナイソス(牡5、B・バファート)の引退が3日、発表された。今後はクールモアが米国に所有するアシュフォードスタッドで種牡馬になる。

引退理由について、管理するボブ・バファート調教師は「怪我をしているわけではありませんが、予防的な措置をとることは、この馬にとって最善の選択だと判断しました。検査でわずかな変化が見られたため、ブリーダーズカップに向けて私たちが望むような調整を行うための時間が足りなくなってしまったのです。彼は私たちにすべてを捧げてくれました。万全な状態かつトップレベルのパフォーマンスを発揮できるうちに引退させるのが、正しい決断だと考えました」とコメントしている。

昨年のBCダートマイルを制したナイソスは、今年2月のサウジCでBCクラシック覇者フォーエバーヤング相手の2着。帰国後にメトロポリタンハンデキャップを圧勝し、最新の「ロンジン・ワールドベストレースホースランキング」ではダート馬でトップの6位タイ(レーティング125ポンド)という評価を受けている。日本馬フィンガー(牡3、田中博)が遠征を予定しているパシフィッククラシックの大本命馬で、同レースをステップにBCクラシックへ向かうものとみられていたが、日本馬との対戦を前に電撃引退となった。