岩手の3歳牝馬3冠最終戦オータムティアラ(M1、ダート1900メートル)が21日、水沢競馬場で行われ、セイクリスティーナ(佐々木由)が3冠を達成した。
大外枠からハナを切ったムルーデを3番手で追走。2周目3角で並びかけると、4角先頭からじりじりと後続を引き離した。勝ちタイムは2分3秒5。
1冠目の留守杯日高賞は頭差、2冠目のひまわり賞は2馬身半差、そして3冠目は6馬身差の圧勝だった。山本聡騎手は「3冠、やりました! なかなかできないことですからね。1冠目、2冠目を取った時に
もうプレッシャーがありましたし、どのレースもプレッシャーがありましたけど、本当に無事に3冠が獲れて良かったと思います。レース運びはゲートを出てから考えるつもりでしたが2、3番手の競馬にはなるだろうと思っていました。ただ返し馬がいつもほど手応えがなくて。ゲートを出たら走ってくれるとは思っていたんですけども、返し馬の通りリラックスしすぎている感じでそんなに抜群の手応えではなかった。でもそれでもしっかり走ってくれました。ローテーションひとつとってもいろいろ歯車が噛み合わないとここまで勝てなかったと思う。馬の力ももちろんですけど、厩舎の関係者、厩務員さん、調教師さんが丁寧に手をかけて、頑張ってくれたおかげです」と笑顔で話した。
この1週間は夜も眠れない日が続いたという佐々木由師は「この馬の精神力で勝ったようなものです。スタートからコーナー1つ1つ回るたびに何も起きないでくれという思いで見ていました。直線で抜け出した時にちょっとソラを使ったように見えたけれど、苦しがったのかなという気もしてちょっとドキッとしました。勝ってくれて本当にホッとしました」と胸をなで下ろした。次走は未定。

