テーオーエルビス(牡4、高柳大)が日本馬初のBCスプリント制覇を成し遂げた。4角を回って2番手から1番人気の米国馬イングリッシュマン(牡3、C・ドゥヴォー)が抜け出したが、後方3~4番手で脚をためていたテーオーエルビスが直線一気の差し足を発揮。押し切りを狙うイングシッシュマンを並ぶ間もなくかわし切り、1馬身4分の1差をつけてゴールに飛び込んだ。
坂井瑠星騎手はゴールの瞬間、派手にガッツポーズ。快挙を成し遂げた直後の馬上で「とてもハッピー。誇りに思います」と胸を張った。その後のインタビューでは「状態も非常によかったですし、一番強いと思って乗りました。これで差せなかったら仕方がないと思いましたが、いやあ、強かったですね。(エクリプス賞最優秀短距離馬の最有力候補に)信じられないですね」と語った。
5月の前走チャーチルダウンズS(G1)制覇後、間隔をとってBCスプリント参戦。高柳大輔調教師は「能力がある馬なので信じてましたが、自信は8割ぐらい。本当にすごいこと。夢のようです。(坂井騎手とは)流れが速かったら控えていこうという話はしていました」と興奮気味に振り返った。
同馬はこれで10戦7勝、3着3回。昨年3月の1勝クラスから6連勝で、前走チャーチルダウンズSから海外G1連勝となった。
▼12着アメリカンステージのO・マーフィー騎手「スタートはとても良かったのですが、ペースが非常に速かったです。勝ち馬に乗っていた坂井瑠星騎手が後方から差してきて素晴らしい騎乗でした。アメリカンステージもとても頑張ってくれましたが、ハイペースに対して少し前すぎたかもしれません」

