実績馬2強の取捨は? 豪華メンバーが集ったアイルランドT(G2、芝1800メートル、11日=東京)の追い切りが7日、東西トレセンで行われた。恒例の「追い斬り激論」では、ヴィクトリアマイル2、3着の2頭をピックアップ。大阪本紙の太田尚樹記者はオークス馬カムニャック(牝4、友道)を推し、ベテラン明神理浩記者が重賞3勝馬クイーンズウォーク(牝5、中内田)をプッシュした。
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太田 アイルランドTって聞くと、いまだに牝馬限定戦って感じがしないんですわ。外ラチ沿いでゴールしたエイシンヒカリ(14年)とかを思い出します。
明神 僕にとっては牝馬東タイ杯やなあ。
太田 おっさんの昔話は早めに切り上げますか…。本題です。ここはカムニャックで堅いでしょ。昨年4月のフローラS以降の6戦で連対を外したのは秋華賞(16着)だけ。あれは観客席前の発走でイレ込んでしまったのが敗因で、ワンターンなら信頼できます。友道師は「距離よりもゲートが(スタンドから)離れているのが良かった。1800メートルの方がいいし、エンジンのかかりが遅いので直線が長いのもいい」と、舞台を歓迎していました。
明神 でも目標は先やろ? 今回の出来は?
太田 心配無用です。先々週と先週はCウッドでの3頭併せ。春を上回る強い負荷を掛けました。今週は坂路で馬なりのまま4ハロン53秒9-12秒4。まさに弾むような走りで、前走と見比べても遜色なかったです。友道師も「具合はいいと思う。馬房でも気持ちが安定していて(精神面も)成長している」と心身の好気配を感じています。
明神 勝負気配を感じたのはクイーンズウォークやな。去年は天皇賞・秋に挑戦したけど、中内田師の言葉からは「勝ち星から少し遠ざかっているので、勝たせてあげたいという気持ちで、ここを選んだ」「舞台としては一番理想。久しぶりに勝ってほしいというのが大きくある」って並々ならぬ意欲が伝わってきたわ。クラブの規定で来年春には引退。勝負の秋やで。
太田 去年の春が金鯱賞1着、ヴィクトリアM2着。今春は同じ2戦で3、3着。成績としては見劣りますよね。
明神 衰えはないと思うで。攻め駆けする馬やけど、先々週がCウッドで6ハロン83秒6-11秒3、先週が同じく82秒2-11秒2。時計がかかった馬場でもしっかり動けとったし、今週も坂路でラスト11秒8は水曜最速タイかつ自己最速タイやったから。中内田師も「時計は遅め(4ハロン56秒0)でも、躍動感がちゃんとあった」って評価しとった。
太田 なんか、この2頭で堅そうですね。
明神 でも、東タイ杯はよう荒れたんよなあ。
太田 昔話も楽しいですけど、大事なのは未来です! アイルランドへ行けるぐらいもうけましょう!

