大井の3歳ゼーロスがゴール前の接戦を制してDG競走初制覇、3つ目の重賞タイトルを手にした。時計は1分11秒0(良)。東京盃の地方馬Vは18年キタサンミカヅキ以来となった。
道中は先行勢を見ながら外5番手あたり。直線に入ると笹川翼騎手(32)の気合いに応え、ゴールが近づくにつれて前との差を詰める。最後の1完歩でわずかに鼻差、昨年覇者ヤマニンチェルキの前に出た。鞍上は「ペースが流れてるように感じて正直、追っての反応は前走(優駿スプリント1着)ほどではなかったけど、最後は底力と言いますか、外から馬が見えたときにまたひと踏ん張りしてくれました」と馬をたたえた。荒山勝徳調教師(57)は次走について「最高の結果になったので、JBC(11月3日、金沢)になるのかな、という感じはしてます」と話し、「まだ成長途上ですが、日本一の馬にできるように頑張っていきます」とさらなる活躍を期待。大井生え抜き3歳と高みを目指していく。【渡辺嘉朗】
■ゼーロス▽父 ダノンレジェンド▽母 サトノニーケ(マンハッタンカフェ)▽牡3▽馬主 (株)カナヤマホールディングス▽調教師 荒山勝徳(小林)▽生産者 千代田牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 9戦5勝▽総獲得賞金 1億1540万円▽主な勝ち鞍 25年ハイセイコー記念(S1)、26年優駿スプリント(S2)▽馬名の由来 ギリシア神話に登場する神
●勝負服
<ヤマニンチェルキ=2着>御神本訓騎手 スタートが速かったから無理に下げても、と思った。追うより追いかけられた方がいいのかな。
<トウカイマシェリ=3着>鮫島駿騎手 メンタルがゲートから出るのを恐れているような感じ。想定内ではあったので、道中の運びでリカバリーして最後まで脚を使えました。ゲートは明確な課題として残ったので、改善していけたら。
<エコロレーヴ=4着>川田将騎手 この馬なりによく我慢して走ってくれました。
<ティントレット=5着>石川倭騎手 想定よりも後ろでした。いい時のポジションは取れなかったですが、最後はなんとか詰め寄れました。
<サトノボヤージュ=6着>戸崎圭騎手 ゲートも出て、プラン通りにはいきましたけど、コーナーでも勝負どころでも促さないとなというところもあって、直線はなかなかハミを取らなかった。直線は今までで一番、気持ち良く走れていないなという感じでした。

