昨年2着のオンブズマン(牡5、J&T・ゴスデン)が連覇を狙ったフランスのカランダガンを破った。鞍上はウィリアム・ビュイックで勝ちタイムは2分4秒22。プリンスオブウェールズS連覇、昨年の英インターナショナルS、今年のドバイターフに続くG1・5勝目となった。
◇ ◇ ◇
管理するジョン・ゴスデン師は17、18年に連覇したクラックスマン以来の英チャンピオンS勝利となった。
「直線でウィリアム(ビュイック騎手)がとても自信を持って乗っているように見えました。『いつ仕掛けるんだ?』と思っていたら、素晴らしい瞬発力を見せてくれました。今日の馬場は『良馬場』の中でも少し時計がかかる状態でしたが、オンブズマンはそれにも対応できました。ヨーク(英インターナショナルS)では馬場に足を取られて空回りしてしまいましたが、今日は本来の姿を見せてくれました。少数精鋭の、質の高いメンバー構成の中で素晴らしいパフォーマンスでした」
「(ペースメーカー役のデビルズアドボケイトに騎乗した)ハヴリン騎手と相談し、速すぎず遅すぎず、一定のペースを刻む作戦を立てていました。無理にペースを上げたり落としたりするつもりはなく、終始安定したラップを刻みたかったのです。ベイシティローラーも一緒に先行していましたね。スペシャルな馬のスペシャルな走りでした」
「昨年のこのレースでは、(ポジションが)後方に下がりすぎてしまいました。今回は同じ轍を踏まないようにしようと考えていました。今回は完璧なレース運びができました。ウィリアムは思い通りの騎乗をしてくれましたし、すべてがうまく噛み合えば、この馬は間違いなくトップクラスの馬です。昨年は戦術を少し誤ったのかもしれませんが、カランダガンが見事な勝ち方をしました」
「今後については、種牡馬入りするか、あるいは(馬主のゴドルフィンを率いる)シェイク・モハメドと相談して、BCターフ(米国)への出走を検討するか、そのどちらかでしょう。現時点では、それ以外の選択肢はありません。オンブズマンには(キーンランドの)コースも合うはずですから、選択肢の一つになります。急いで決断を下す必要はありません」
「オンブズマンは私がこれまでに手掛けた2000メートルの馬の中で、間違いなく最高の1頭です。すべての馬の中で最高かどうかは分かりませんが…、まあ、種牡馬入りする予定ですから、『最高だ』と言っておいたほうがいいでしょうね。そうすれば種付けの申し込みも増えるはずですから」。
上機嫌でオンブズマンを絶賛し、ゴスデン節を響かせた。

