太平洋側、胆振沖のサクラマスが安定域に入ってきた。2週連続となった19日の白老沖への釣行では、2・5キロオーバーの良型を1人で2匹釣り上げる人もいて盛り上がった。狙いとは違うスケトウダラの群れは依然として濃いが、タナの深度や仕掛けを工夫するなどして楽しむことができた。

午前5時30分、登別漁港から第11漁運丸（本間船長、【電話】0144・87・2228）に6人が乗船し、50分ほどの白老沖に向かった。晴れ、風弱く、波1メートル。サクラマス用仕掛け、ジグ、バケ600グラムで狙った。

ポイントに到着し前週にアタリが良かった水深105～115メートル、タナ30メートルラインで竿（さお）を振った。しかし、なかなかアタリがなく、他船からの「タナ10メートル前後でサクラマスが釣れた」との情報を元にタナを変更してチャレンジ。すると単発ながら釣れ始めた。

後は続かなかったが、スケトウの群れが上下しながら深く下がったところで大きなアタリがあり、2・5キロオーバーの良型サクラマスがヒットした。その後も何度もポイントを移動して探り、粘っていると同じ人が再び2・5キロオーバーを釣り上げ、歓声が上がった。仕掛けはグリーン系やタコベイトの食い付きが良かった。

沖上がりは11時30分。釣果は1人当たり、45～55センチのサクラマス0～4匹、50～55センチのスケトウダラ30～80匹、マダラ、ソウハチが船中数匹だった。本間船長は「サクラマス狙いは、これから安定してくるでしょう」と前向きだった。【リポーター・竹鼻雅己＝69】