体にいいと言われている食材は、さまざまあります。健康情報に詳しいであろう医師は日々どのような食材を食べているのでしょうか?
上位5つの食材をなぜ積極的に食べているか、医師の声を紹介します。
◆1位 トマト
・トマトは毎朝、酢とオリーブオイルで食べる(呼吸器内科、30代女性)
・毎日トマトジュースを朝飲みます(麻酔科、50代男性)
・できるだけ生で食べる(一般内科、50代女性)
◆2位 ヨーグルト
・ヨーグルトは腸内細菌の環境を整え、アレルギ-、免疫機能を改善する(一般内科、40代男性)
・カルシウムのために、牛乳、ヨーグルト、チーズを毎朝とっています。アメリカでは3-a-dayと表現しているようです(一般内科、40代女性)
◆3位 納豆
・納豆などの大豆製品がホルモン系の悪性腫瘍を抑制する効果あり(一般内科、30代男性)
・血をサラサラにするものとして納豆、オクラの摂取を心がけている(呼吸器内科、40代男性)
◆4位 ブロッコリー
・野菜についてはブロッコリーを含む、アブラナ科の野菜を選ぶことが多い。オリーブオイル併用での無水調理が定番(健診・予防医学、50代男性)
・ブロッコリーはタンパク質がかなり多いのでお勧め(麻酔科、40代男性)
◆5位 りんご
・毎朝、りんごとヨーグルトを食べてます(一般外科、50代男性)
このほか「バランスのよい食事を心がけている」「野菜や発酵食品を多く摂取するようにしている」「朝食・昼食はしっかり、夕食は軽めに取る」という声がありました。
食べ物と病気の関連で言えば、消化器系のがんは、以前から食べ物との関連が指摘されていました。しかし最近は、乳がんや子宮体がん、前立腺がんなども食事と関係のあることが分かってきました。ここに挙がった食べ物は積極的に取ると良さそうですね。
◆真鍋歩(まなべ・あゆむ)医師・医学博士。1984年(昭59)7月6日生まれ、東京都出身。日大医学部卒。専門は眼科。現在、日大病院眼科研究医員として臨床・研究に従事しながら、メドピアグループが提供するオンライン医療相談サービス「first call」運営に参画。自身も同サービスで健康相談に応じる。